AIスピーカーに音楽の再生や調べもの、家電の操作などを指示すると、AI(人工知能)が声を認識し人間のように返事をしたり、Wi-Fiを通して機器を操作することができます。
AIスピーカーには音声や言語を認識するクラウド型のAIが搭載されており、クラウド上のAIで分析し返答するという仕組みです。
スピーカーとやりとりする音声は「ビックデータ」として蓄積され、家電との連携においても、AIスピーカーは欠かせない機器になっています。
AIスピーカーと一口に言っても、どのメーカーのどの機種がAIスピーカーに対応しているのでしょうか。AIスピーカーにも通常版とミニ版と、いろいろなタイプがあります。どのスピーカーがお客のIoT機器にどのようにして対応しているのでしょうか。
Q1 そもそもAIスピーカーって何?
いろいろメーカーから発売されているけど、そもそもAIスピーカーとはどのようなものでしょうか。
A 音声で操作するAIスピーカー、何ができるのでしょうか。例えば、「音楽を聴く」⇒ラジオや音楽を聴くことができます。「メモを入力する」⇒メモを書いてくれます。「調べる」⇒天気予報や株価などを調べてくれます。「家電を操作する」⇒IoT機器対応の家電を操作してくれます。
では、どのような機種があるのでしょうか。国内で販売されている主なAIスピーカーのOSは「Google Assistant」(グーグルアシスタント)、「Alexa」(アレクサ)、「Clova」(クローバ)です。これはWindowsやMacの基本システムのようなものです。
「エアコンにAIスピーカー対応と書いてあるけど、どのAIスピーカーが対応しているのでしょうか」とよく聞かれます。それをチェックするために、3つのOSシステムを覚えてください。
最近ではハイブリットAIスピーカーも登場しています。「Google Assistant」、「Alexa」両方に対応しているAIスピーカーもあり、液晶パネルで操作できる機種も出ています。
AIスピーカーはインターネット経由で、radikoや音楽配信サービスを経由して好きな音楽を聴くことが可能です。また、買い物に必要なメモを音声で入力し、スマホで閲覧することもできます。
何といっても「家電を操作できる」。これが重要です。まず、お客の環境がどのOSに対応しているかをチェックしましょう。
Q2 AIスピーカーの置き場所は?
AIスピーカーの置き場所はリビングがお勧め
AIスピーカーはどこに置けば良いのでしょうか。
A 家の中ではリビングルームなどメインの部屋での設置をお勧めします。もちろん、電源コンセントは必要ですが、バッテリーを搭載しているAIスピーカーもあるので、他の部屋やベランダ、庭などに移動することも可能です。
AIスピーカーは、家族みんなで使用できます。最大人数は6人(一人一人のアカウントが必要)。リビングやキッチンなど家族の皆さんが集まる場所が最適です。
Q3 AIスピーカーの設置方法は?
AIスピーカーの設定方法は難しそうですが、どのように設定するのでしょうか。
A 国内でサービスが提供されている「AIスピーカー」の設定では、必要なものがいくつかあります。
・スマートフォン・タブレット
AndroidOS
iOS
・専用アプリ(AIスピーカー専用アプリ)
AndroidOS→Playストア、iOS→App Store、事前にインストールが必要です。
・無線LAN
マニュアルには「無線アクセスポイント」と記載されています。
上記を用意した後に、必ずAIスピーカーと同じネットワーク上に、スマートフォン・タブレットをアクセスしておく必要があります。
次いで、専用アプリ上からAIスピーカーの設定が必要です。注意して欲しいのはPC/Macなどのパソコン上からの設定はできないということ。AIスピーカーのOSによってはアカウント(登録情報)が必要になります。
・「Google Assistant」 グーグルアシスト
Googleアカウント情報
・「Alexa」 アレクサ
Amazonアカウント情報
・「Clova」 クローバ
lineアカウント情報
上記の「ユーザー名」「パスワード」が必要です。スマートフォン・タブレットから専用アプリで設定する場合、約3分~5分で設定が可能です。
Q4 AIスピーカーの設置台数は?
AIスピーカーは一家に何台設置できますか。
A 1台だけではありません。例えば、リビングに1台、寝室や書斎、子供部屋などにminiスピーカーを設置することも可能です。
2台設置したいのであれば、同じAIスピーカーのOSをお勧めします。2台目のAIスピーカーの設定も1台目と同じように設定を行って下さい。2台目のAIスピーカーには使用するIoT機器だけの登録をお勧めします。