洗濯機のIoT化は急速に進んでいるが、果たして洗濯機ユーザーはIoTサービスに満足しているのだろうか。
シャープが興味深いアンケート結果を明らかにした。同社が実施した自社の「IoT対応2020年度モデル購入者アンケート」(n=325)だ。それによると、81%のユーザーが「アプリから洗濯機の状況が確認できる機能」について、満足できると回答した。
洗濯のコンシェルジュが自宅に
「天気情報のお知らせ・洗濯アドバイス」機能は74%、「好みの洗濯仕上がりが実現できる」機能も71%が満足と回答した。その他、アプリを使って「夜予約→朝完了の予約」を行っているユーザーは8割超となった。
シャープのクラウドサービス「COCORO WASH」の対応機能も充実している。洗濯機のIoT化は機器のオンオフ、洗濯状況のチェックにとどまらない。「天気予報から洗濯アドバイスをお知らせ」、「季節に合わせた洗濯提案」、「エラー通知、対応策ナビゲート」などとアップデートを続けている。
さらに、フィルターのお手入れ時期などを知らせてくれたり、使用の洗剤を登録すると洗濯量に合わせた適切な洗剤量を洗剤の銘柄ごとに教えてくれる。
こうしたクラウドサービスに新たな機能を加えた。スマホによる「予約時間の変更や乾燥運転の追加・取り消し機能」だ。天候模様の悪化や急なスケジュール変更があっても、外出先や宅内の離れた場所から洗濯終了の予定時刻の変更や、乾燥運転の追加・取り消しが簡単に行える。
予約時間の変更は本体が運転を開始する直前までできるという。シャープのIoT洗濯機は着実に進化を遂げているようだ。