業界トレンド

収束の「春」遠からじ

今から約100年前、スペイン風邪(インフルエンザ)が世界でパンデミックとなり、日本でも多くの人が感染し死亡した。

作家の菊地寛は「自分は極力外出しないようにした。妻も女中も、成るべく外出させないようにした。そして朝夕には過酸化水素水で、含漱をした。止むを得ない用事で、外出するときには、ガーゼを沢山詰めたマスクを掛けた」と小説「マスク」(文春文庫)に、神経質なまでに用心した実体験が綴られている。

対象地域を11都府県に拡大

政府は1月13日、新型コロナウイルス感染症対策で、大阪や福岡など7府県に緊急事態宣言を出した。感染拡大に歯止めがかからない中、東京など1都3県に発令してから1週間足らずで対象地域を11都府県に拡大したことになる。

閉塞感に包まれた日本列島だが希望はある。既に英米で接種が始まっているワクチンの提供だ。政府は2月末から接種を開始し、優先的なワクチン接種の対象を約5,000万人とする方針を固めたようだ。

 すさまじいスピードで開発されたワクチンが本当に安全なのか、本当に効くのか、副作用は…。不安はよぎるが、それでもかなりのワクチンが接種されれば、重いストレスに耐え続けている日本人に大きな安心感を与えることは間違いない。収束を願う「春」は遠からじとなってもらいたい。

卯月 祥

卯月 祥

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IT専門誌「月刊通信ジャーナル」編集長、IT専門誌「モバイルインターネット」(リックテレコム)広告部長、「季刊ママ@com」(フレーベル館)編集長、「男の隠れ家」(あいであ・らいふ)広告部長などを経てフリーランスのITライターとして独立。
IT業界を中心に、旅行、音楽、料理など幅広い業界の取材もこなす。

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