IoT家電

連載「IoT家電」集中講座② 家電の使い方が変わる

IoT化により、家電の使い方も変わります。従来は、ユーザー自身が操作を覚え、自分の使い方に合わせて設定などを変更しました。

IoT化することで、機器自身がユーザーの使い方を学習したり、天気や気温などの状況に合わせて賢く提案したり、自動で最適な動作をするようになります。ユーザー自ら難しい操作や設定をする必要がなくなるのです。

購入後の家電をアップデート

IoT家電は日々、進化している

それだけではありません。ユーザーが家電を利用する情報がインターネットを通じてメーカーのデータベースなどに蓄積されることで、購入後の家電が新たな使い方モードが追加されるなど、機能アップすることも可能になります。ユーザーが増えれば増えるほど、使えば使うほど家電が賢くなっていくのです。

現在のところ、冷蔵庫や洗濯機、掃除機や炊飯器など数多くの家電において、性能や機能が大きく向上する余地はないといわれております。実際、普及した家電は買い替えサイクルが長くなり、買い替え動機も「故障」が大半を占めるようになりました。

しかし、これはあくまで家電単体の話です。IoTで“つながる”ことで、従来とは全く違う、家電の新しい存在価値や発想を生み出します。家電販売店にとって、IoTは大きなビジネスチャンスになるのです。

ちなみに、IoTでつながるモノは電気製品だけではありません。洋服や靴、植物やペット、ときには人間も含まれます。

もちろん、直接ネットワークにはつながらないので、センサーで色や温度、動きなどを検知し情報を得ます。例えば、スマートウォッチで心拍数を測っている人間、センサーで汚れを調べる空気などもネットワークに“つながって”いる「モノ」といえるのです。

川添 聡志

川添 聡志

投稿者の記事一覧

2004年家電・IT関連の出版社「リック」に入社。
「IT&家電ビジネス」編集長。
家電量販企業の店長研修やメーカー研修、機関投資家向けセミナーなどの講師としても活動。
2013年大手家電量販企業に入社。
営業企画部、経営企画部、プロジェクトチームのリーダーも兼務。
2018年家電コンサルティング&ライターとして独立。

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ブレインズのコンサル

地域店 コンサルティング

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