今やスマホの画面からIoT家電の接続や設定、電気の使用状況などが確認できる時代です。IoT家電との連携はスマホが欠かせなくなっており、手軽に簡単に操作できるのがミソ。そうした中で、IoT家電を購入したものの、設定や接続に悩んでいるユーザーも増えています。
Q1 オンデマンド放送は視聴できるの?
テレビを買い替えたり、故障して入れ替えた場合、地上波・BS/CSデジタル放送は視聴できますが、ビデオ・オン・デマンド(視聴者が観たい時にさまざまな映像コンテンツを配信するサービス)も、「B-CASカード」だけで視聴できるのでしょうか。
A 現在のテレビにはHuluやdTVなどのビデオ・オン・デマンドがあらかじめ装備されているタイプが数多くあります。民生用のゲーム機器もそうです。BS/CSデジタル 有料放送はB-CASカードを入れ替えることで、すぐ視聴できますが、インターネット経由で楽しむビデオ・オン・デマンドは手続きが必要です。
その手続きとは、
- ユーザー名
- パスワード
- コード
⋯―などの入力です。
例えば「ひかりTV」では「エントリーコード」と呼ばれるコードがありますが、そのコードを入力しただけでは視聴できません。
従来のテレビからこれから視聴するテレビに移行するための「紐付け」と呼ばれる作業が必要です。それを行うにはウェブで行うか、ひかりTVのサポートセンターに連絡する必要があります。
こうした「紐付け」作業が必要なものから、手軽に「パスワード」を入れるだけで済むビデオ・オン・デマンドなど、いろいろな設定方法があります。
Q2 スマホで照明機器を操作できない!
スマホで照明機器が操作できなくなりました。どうすればいいでしょうか。
A これは無線LAN方式とは異なるBluetooth方式の照明器具だと思います。BluetoothはIoT家電とスマホを直接つなぐことができます。
Bluetoothがつながらない場合、まずスマホの「設定」項目からBluetoothの接続状況を確認します(ペアリングモード)。つながっていなければ、「接続」をタップ(指で画面を軽く叩くこと)します。もちろん、照明器具の電源はONの状態です。
今回の照明器具のケースでは、壁スイッチが入っていなければ接続できないので、チェックしてみてください。
その他にもよくあるのが、スマホの電話応答・着信を一時的に「機内モード」状態にしている場合です。スマホの「機内モード」復帰後に、Bluetoothや無線LANが、依然として「機能停止 OFF」となっているケースもあるのでしっかりチェックしてみてください。
Bluetoothは無線LANと違い、電波を遠くへ飛ばすことができません。50m先離れた機器同士の操作や障害物(壁やドア)には弱い方式です。従って、Bluetoothは機器同士、近くに設置する必要があります。
Q3 AIスピーカーって何?
AIスピーカーは何ができるのかな?
A AIスピーカーはIoT家電の中核ともいえる機器です。まず、以下の機器の名称を憶えて下さい。
- GOOGLE HOME(グーグルホーム)
- AmazonEcho(アマゾンエコー)
- lineスピーカー(ラインスピーカー)
AIスピーカーでは人間の言葉で指示を与えることができます。PC/MACの場合はマウスやキーボード、スマホでしたら指(タップなど)ということになりますね。
AIスピーカーとIoT家電をつなげるには、インターネット環境+無線LANが必須です。AIスピーカーに「オッケー、グークール」などのウェイクワードを呼び掛けると、AIスピーカーが認識し、その問いに答えてくれます。
- 「明日の〇〇市の天気は?」
- AIスピーカー「〇〇市は晴れです」
最近では「GOOGLE HOME」との連携で、「チャンネル変更」や「音量調整」なども対応できるようになっています。
Q4 スマホを買い替えたらどうする?
IoT機器を設定しているスマホを買い替えた場合、最初から、設定し直す必要がありますか。
A スマホを買い替えた場合、アプリなどのデータ移行が必要です。まず、スマホを自宅の無線LANに接続することです。
次に、エアコンや冷蔵庫などIoT家電のアプリをダウンロードして、アプリの設定⇒スマホとIoT家電の接続を行います。
スマホの買い替えサイクルは2、3年。IoT家電の買い替えサイクルは8~12年です。従って年4回程度、IoT機器を設定し直す必要がありますね。