秋田県電機商業組合(小松久雄理事長)は1月22日、第1回組合活力向上事業・研修会を開催した。研修会のテーマは 「新しい時代における地域家電販売店の地域密着ビジネス」。万全の新型コロナ感染対策の中で行われた。
コロナ禍で地域店の強みである「御用聞き訪問」が難しくなる一方、スマートフォンの普及に伴うネット販売の拡大などにより、秋田県内の家電販売店が厳しい状況に置かれている。
そうした中で、県内地域店の生き残り策を探ろうと企画されたのが今回の研修会。講師は地域店ドットコムを主宰しているブレインズの八巻潔氏。

生活者中心の市場へ
ネットの普及で市場はメーカーから流通、流通から生活者が主導権を握る顧客中心の市場に変化しつつある。そうした中で、地域店はどのように対応していくのか。全国の地域店の成功事例を紹介しながら、これからの地域店ビジネスのポイントやヒントを提示した。
小松理事長は「今回の研修の内容を踏まえ、組合店の経営を再度見直し、改善していく契機となれば」と話している。