電気屋がパン屋に――。富山市(富山県)に店舗を構えるK-DIC(黒田保光社長)に、「事業再構築補助金」の交付が採択された。
事業再構築補助金とは2020年第3回補正予算で、中小企業向けの補助金として新たに設立された制度。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って事業モデルの転換や感染防止に取り組む中小企業に対して、事業転換にかかる費用の3分の2を補助し、1社当たり100万~1億円を給付する。
新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換または事業再編のいずれかを行う中小企業の事業活動が対象となる。同店では全予算6,900万円のうち、4,600万円が補助金で交付される。
若い人が入ってくるお店に
黒田社長は「隣接の自社ビルを解体して駐車場を作り、そこでパン屋を開業する。そこは売り場なのでイートインをK-DIC店内に併設。これまでお年寄りしか入らなかった店に、若い人が入ってくるような店づくりを展開したい」。
来春にも業界でも類を見ない「家電とパン」の融合ショップがスタートする。